万年筆 ブランド

筆記具の歴史を飾る傑作万年筆ブランド!厳選

 

MONTBLANC
モンブラン
マイスターシュテュック149
1924年発売の初代以降、多様なタイプが登場した「マイスターシュテュック」だが、
中核モデルといえばこの「149」。プレシャスレジンの太軸は吸い付くがごとく手に
心地よい。ペン先18Kプラチナ装飾。吸入式。9万9000円。問 モンブランコンタクト
センター TEL 0120-39-4810 「149」
とほぼ同素材・同デザインのサイズ違い3タイプも展開中。

フランス ウォーターマン エクセプション アイディアル ブラックGT
万円筆の元祖として1883年のい米国で創業。現在はフランスに本拠を置く。「エクセ
プション」はユニークな“ソフトスクエア”ボディのシャープなモデル。重量もあり
、軽い筆圧で使用可。ペン先18K。両用式。軸直径12mm。10万円。

 

 

ドイツ ペリカン スーベレーン M1000
1832年、絵の具の生産からスタート。そのペリカンの「スーベレーン」は2種類の樹
脂を交互に張り合わせてできているストライプがアイコンだ。現在、5サイズが展開
中で「M1000」は最も大きいタイプ。ペン先18Kロジウム装飾。吸入式。軸直径04mm。
7万円。

 

 

イギリス パーカー デュオフォールド ブラック GT センテニアル
1888年、米国で創業。現在は英国に拠点を移してグローバルブランドに。1921年登場
の「デュオフォールド」は、当時では斬新なオレンジ色ボディで大ヒット。今回取り
上げたものは、よりドレッシーなブラックタイプ。ペン先18K。両用式。軸直径13mm。
7万円。

 

 

アメリカ シェーファー レガシー ヘリテージ
レバー充填式万年筆を発明したウォルター・A.シェーファー氏が1913年に創業。本品
は首軸と一対化したインレイニブで快適な書き心地を提供する名品。これに葉巻型の
太軸が相まってその存在は圧巻だ。ペン先18K。両用式。軸直径13mm。3万円。

 

 

イタリア デルタ ドルチェビータ ミディアム オリジナル
高級筆記具メーカーでは振興で1982年創業。南イタリアの太陽を浴びたオレンジがイ
メージの、特注レジンを採用の「ドルチェビータ」は、保守的なカラーが普通だった
万年筆の世界にセンセーションを巻き起こした。ペン先は14K。両用式。軸直径は14m
m。8万円。

 

 

 

美しく味のある字を書くための万年筆の選び方
万年筆選びでは、試し書きが必須。以下では、丸善・日本橋店から教わった購入時
の“心得”を紹介しよう。

 

何はなくとも試し書きをすべし!そのうえで・・・
ペンの重さで軸素材を選ぶ
デザインや予算の都合もあろうが、まず重視すべきはペン自体の重量だ。軽く握り、
試し書きもして、手やペン先にかかる重さを確認。さほど負担を感じずに筆運びでき
るものが望ましい。なお、一般的に金属製は樹脂製よりも重量があり、それゆえ、ど
ちらかといえば筆圧が強めの人に向いている。

 

 

ペンの持ち方で太さ、長さを選ぶ
胴軸の太さ&ペンの長さは千差万別だ。そこで試し書きなどしつつ、手の大きさ、筆
圧、握りポジションと握り角、使用目的などの諸条件をチェックして、最適のサイズ
&太さを見つけよう。試し書きの際は普段のクセのまま行うこと。たとえばペンの先
端を持つ人は短いペンの方がよい。

 

 

書き方でペン先(ニブ)を選ぶ
書き味や書き文字の表情などは、ペン先の素材と字幅で大きく異なってくる。そこで
筆圧や書く速度、使用目的などを確かめながら、素材(硬めのステンレス製か、柔ら
かめな金製なのかなど)と字幅を決定しよう。このあたりはプロの領域なので、実際
に店舗でスタッフに診てもらうとよい。

 

 

 

日本 パイロット キャップレス 世界で唯一!ノック式万年筆
1918年創業の老舗が、1963年に開発した世界初&世界唯一のノック式万年筆。キャッ
プは無用で、ペン先を格納させると、機密性の高い内蔵シャッターが閉じ、インク漏
れや蒸発を防ぐ仕組みだ。ペン先18K。両用式。軸直径12mm。

 

 

日本 日本橋 丸善 オノトモデル ストリームライン 幻の万年筆と呼ばれる名作
を再現
夏目漱石や北原白秋など多くの文人に愛された英国のオノト万年筆。それを老舗の丸
善が’94に往年作を今に再現したのが、樹脂に刻まれたブリリアントウェイブがレト
ロ感特濃な本作だ。日本製。ペン先14K。両用式。軸直径12mm。

 

 

ドイツ ファーバーカステル クラシックコレクション 独自の木材製ボディ
六角軸鉛筆を創始した老舗中の老舗。このコレクションでは鉛筆メーカーらしく、胴
軸に木材を使用。金属部分はプラチナコーティング。ペン先18K。両用式。軸直径11m
m。

 

 

アメリカ クロス タウンゼント クローム メタル製ボディの代表作
ボールペンの原型「スタイログラフィックペン」などを発明した、1946年の名門。
「タウンゼント」はアールデコ調の胴軸に、ブランドシンボル「コニカルトップ」
を冠した最高級シリーズだ。ペン先はステンレス。両用式。軸直径13.5mm。

 

 

スイス カランダッシュ エクリドール レトロ 
1915年設立のブランドツールとあって、1947年誕生の「エクリドール」にも鉛筆由
来の六角軸を採用。滑り止めも兼ねる金属ボディのギョーシェ柄は、当時の米空軍
の注文から誕生。ペン先スチール。両用式。軸直径10.5mm。

 

 

ドイツ ポルシェデザイン P’3110 テックフレックス ステンレス
名門デザインスタジオが新技術テックフレックスを導入。そのワイヤーメッシュの
胴軸は見た目に美しいうえ、サラッとした手触りが、51gのズッシリとした重さと相
まって心地よい。ペン先18Kロジウムプレート。両用式。軸直径14mm。